100SHOWというブランドのパッケージデザインをしました。
箱の中身は・・・
限定100箱で即日完売した宮崎県都農町牧内農園のシャルドネの生葡萄です。
ワイン醸造用の品種でめったに生で食べることのできない葡萄なんです。
ワイン用の葡萄だけど、食べるとどんな味がするんだろう???
という興味が湧いてきます。
一口ほおばれば爽やかな甘さが口の中いっぱいに広がりながら、心地よい酸味を感じます。
さらに!皮を口の中で噛みしめると、青リンゴのような風味が楽しめます。
これは、ワイン用ブドウの大きな特徴です。
と醸造家が言ってました。
果汁自体に強い風味はそんなにないのですが、
ワインにするとあら不思議、いろいろな風味が醸し出されてくるんです。
国産ワインコンクールで日本一になったシャルドネアンフィルタードと
シャルドネの生の葡萄を一緒にいただく!!
あ~おいしかった。
吉田正之◎masayui yoshida
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by mys27
| 2011-05-25 09:49
| ◎デザインアーカイブス
先週の土曜日出張先宮城の知人から「吉田さんもこの光景を見るべきだ」と案内された。
プラットホームを繋ぐ駅の階段と小さなブロックでできた燃料倉庫だけが残り、
無残にも津波の...凄さを物語っていた。合掌。
残された駅のプラットホーム。線路は崩壊。左右に広がる広大な土地は住宅街だった。なんにも無くなった。
幾つもの小さな旗が風になびいている。遺体が発見された場所を標しているそうだ。
この同じような光景が何百キロと続いているのだ。復興なんてできるのだろうか、
頑張ろうなんていえるのだろうか、、
写真は許可を得て撮影したが後ろめたい気持ちでいっぱいだ。合掌。
吉田正之◎masayui yoshida
e-mail⇒お気軽に!
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by mys27
| 2011-05-16 20:48
| ◎仕事で写真
1997年5月、87歳で急逝した日本デザイン界の巨匠[亀倉雄策]先生は僕達デザイナーにとって神様の神様みたいな存在だった。
◎記憶の中の東京オリンピック
あれから4?年・・・先生の名を聞くと12歳の少年だった頃の鮮明な記憶が蘇ってくる。当時僕は毎日のように悪ガキたちと近所の駄菓子屋に通った。ある日、その店から軽快ではあるが馴染みの無いマーチのメロディーが聞こえてきた。「何だろう…?」僕達はその曲に誘われて店の奥の薄暗い小部屋を覗き込んだ。すると、モノクロームの小さめのテレビ画面いっぱいに、錦の御旗である日の丸を掲げながら行進する選手団が映っていた。僕はその時の威風堂々たる勇姿に何か特別の新鮮さを感じたのを憶えている。 ― 1964年東京オリンピックだ。
さて、巨匠亀倉作品との最初の接点であるが、それは東京オリンピックの公式マークだ。当時の僕は記念切手収集や漫画を描くことに明け暮れていた。流行の少年マガジン・少年サンデー・少年ジャンプ・月刊少年・少年画報と、勉強ソッチノケで手当たり次第に読みまくった。そして、1964年このマークに頻繁に出合った。 特に大会の記念切手や記念メダルのパッケージにこのマークがレイアウトされていたのをよく憶えている。そのデザインはいままでに感じたことの無いカッコよさがあって、今風に言えばクールデザインだったのかもしれない。当然この時点ではこのマークをデザインした人物が誰かなど知る由も無かった。
後に僕は遅まきながらも20歳を過ぎてからグラフィックデザイナーを志し、あらゆるデザイン誌を手に取った。そして、ある本の中に不朽の名作―[東京オリンピックポスターシリーズ]を見つけた瞬間、当時12歳の頃の記憶が鮮明に蘇って来たのである。ゾクッときた。そして、このマークをデザインした人物こそ日本デザイン界の巨匠[亀倉雄策]であることが判明する。それからの僕は亀倉先生の作品に夢中になり、虜になったことは言うまでもありません。
デザインを生業とできる幸せに感謝。
吉田正之◎masayui yoshida
e-mail⇒お気軽に!
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by mys27
| 2011-05-12 00:11
| ◎デザインアーカイブス